私にとっての大型連休初日である。
ラジオによって得た情報によれば、今日から連休後半らしい。驚愕。
しかし、ひとはひと、じぶんはじぶん、だ。
昨晩は帰りが遅かった。
───ので、今朝の起床はやや遅れた。
六時である。されども想定内ではあった。
遅くなった起床を理由にしてランニングをしないということは、なかった。
自身に勝り、ランニングと筋トレをした。
誇らしい限りである。
些細なことであって、特別でないことだからこそ、誇らしい限りだ。
自己への白星は何よりも価値があると私は思う。
のち、買い物に出かけた。
その前にホタルイカとカキの下処理をした。
おいしいものを食べるための手間は惜しまないタイプらしい。
おいしいパンとふつうのミニトマトが目的だった。
終えて帰宅後、シャワーを浴びた。
夏ではなくても朝のシャワーはやはり気持ちの良いものだった。
水道代と生活のメリハリを考えなくてよければ毎日浴びたい。
昨日の残りのコーヒーと小説を消費し終えてから、
昼食の調理に移った。
まずはパスタを茹でた。市販の、どこにでも売っていそうな七分のやつ。
塩を入れて、ゆでた。量は適当。
ソースは市販のものではなく、手製のものを使った。
手順は以下。
オリーブオイルで鍋をあたため、そこにへたを外したミニトマトを投下。弱火でしばし熱し、ふたをしたままころころと転がす。トマトの皮が焼けてきたところで適当なもので刺し、すこし圧して汁を出す。そこにホタルイカとカキを投下し、塩とかで適当に味付けして、完成。簡単だ。
それでもまあ思い付きにしてはなかなかの出来栄えのものがつくれた。
この料理センスとも言うべき直観のようなものは父親譲りのところが大きく占めるが、
まずいものも山ほど食べてきたおかげというところも少なからずあるので、
ややよろこびがたい。
ソースをつくったままの鍋にパスタを入れ、まぜ、放置。
その間に読み途中の本をきっちり読み終えた。というよりも、
読み終えるだけの時間を経てからのものを完成とした。
できばえは、最高だった。
われながら、おどろいた。
ワインはよくすすみ、「コンジアム」を怖がらずにいられるくらいに、たのしくおいしくのんだ。
パスタを食べ終えた後の皿にソースが余った。これは計算通りで、パンはそれに付けて食べるために買っていた。そしてこの組み合わせもまたまた美味で、おどろいた。
二時間ほどかけて飲んだのは赤だった。久しぶりの赤は、とてもおいしかった。
おいしいものはいつでもだいたいおいしいが。
昼食を終えた後、のんびりとはしなかった。
夕飯の準備をした。
夕飯はやさいたっぷりのミルクスープとパンとチーズだった。
準備というのはスープ調理のことだった。
じゃがいもとにんじんとエリンギと鶏胸肉を刻む。鶏胸肉でだしを取り、あくを除き、牛乳を入れ、野菜を入れ、コンソメを入れ、塩と胡椒で味を調え、最後にチーズを多めに入れ、完成。
しっかりと火を止め、戸締りをしてからまた家を出た。
おだやかな午後、というカンジでとてもここちよかった。
図書館で本を返却し、二冊だけ借りた。
その二冊を見つけるのに難儀した。
その二冊とは、唯川恵氏著「愛に似たもの」と薬丸岳氏著「その鏡は嘘をつく」だ。
はじめとおわりあたりをかるく流し見して、決めた。
みつかってくれるまで一時間以上はかかった。
湯治についての本を読み終えてから、帰った。
温泉に行きたくなった。近場の温泉に出かけようか。
本とはキッカケを与えてくれるすばらしいものだと認識を濃くした。
何を借りようか悩む中で思った。選り好みするようになっている。好き嫌いが激しくなっている。こだわりがつよくなっている。納得できなくなっている。なぜ文章のバランスにもっと気を遣わないのかと憤慨するようになっている。などと思うようになっていた。
傲慢だとも烏滸がましいとも思わない。だって事実だ。
もっと精査し、突き詰め、探求し、広げ、そしてまた精査し───というのをしないのか。
したものを出さないのか。
すべきだ。
夕食時にはワインではなく、
発泡酒とウイスキーを呑む。
美味。
ウイスキーは執筆と読書と睡眠の仲間らしい。
いま、もう眠い。
シャワーを浴びて、もう寝たい。
明日からは長編に付きっきりになる。
はやく書き終えたら、温泉に行きたい。

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