地域の催し
地元にもあったのだけど、いつしかなくなってしまいました。
だれから聞いたのかおぼえてないけれど、その理由は町内会の大人同士の不仲だったそうです。
気付いた時には無くなってしまっていたから、悲しかった以上に何も思えませんでした。
今でも寂しいです。
引っ越した、今住む町には多くありました。
夏祭りはもちろん、市内の飲食店を誘致した催しや歴史ある場所を利用した秋祭り、
また、コンサートなど、様々なものがありました。
その気になれば都会になど行かなくとも豊かな週末を多く過ごせるようです。
地域の催しというのはその地域に根付こうとするきっかけになると、いま思います。
いつかその町を離れても、
よその土地で揉まれることで催しを根拠とした想ひ出が、
離れた彼等彼女等を生まれ育った町の魅力に昇華されるのではないでしょうか。
酸いを知って甘きを知るのと同じように、
育った町の当たり前が当たり前ではないと気付かせるひっかかりに、
地域の催しは成り得るのではないかと、
なんの催しもなくなってしまったらしい故郷をぼんやりと眺めながら、考える。
きっと私は戻らない。
